フリーランスの低額所得者こそ青色申告をしよう!!!~フリーランスの確定申告2~

フリーランス1 


前回に引き続き確定申告ネタです。

私は整体師をしていますが、自分で独立して仕事をしているわけではないので、収入はまさに雀の涙のようです。

私の回りの整体師の人達は、私と大して変わらない収入しかありません。

自分で言うのもなんですが、良く生活できてるなと感心してしまいます。 今まさに確定申告の時期ですが、私の回りのフリーランス・整体師の人で青色申告をしている人をあまり見かけません。

もちろん私は、青色申告をしています。

イメージとしてちゃんとした収入のある自営業者の方が青色申告をし、フリーランスの人は白色申告と言う感じがしますよね。

収入が少なくとも継続的に同一の仕事をしている方は、少し頑張って青色申告をする方が得です。

今回は青色申告に関して、少し調べてみました。 

 

▼目次


  1. 青色申告のメリット
  2. 青色申告難しい知識は不要
  3. 青色申告最低限は知っておくこと
  4. まとめ

1.青色申告のメリット

青色申告のメリットは、何と言っても65万円の控除です。

400万の収入が有れば、基礎控除38万円にプラス青色申告控除65万円が加算され、もうそれだけで103万円の控除となり、所得はもうこの時点で297万円となります。

収入と所得の違いが分からないという方に、生意気ですがチョット解説しますね!!

収入とは、その年入ってきた金額の総額を言います。

サラリーマンだと源泉徴収票に書いてある支払総額と言う金額になります。

所得とは、収入から必要経費を引いたものを言います。

この所得に対して、税率が掛けられていくわけですから、この必要経費(控除も含まれます)の大きさによって税金が変わってしまいます。 

サラリーマンの場合必要経費は給与所得者特別控除(サラリーマン控除)と言い収入によりその額が決まっています。(詳しくは>>

年収400万の人だと、概算134万円が控除額で、所得は266万円ということになります。 

我々フリーランスには給与所得特別控除が有りませんから、白色申告のみですと仕事で掛かった費用を必要経費として計上しなければなりません。

私の仕事整体師で仕事にかかる費用を、給与所得者特別控除と同じ金額だけ計上することはまずあり得ません。

サラリーマンの人と同じ収入があったとしても、所得金額はフリーランスの人の方が高くなります。

したがって所得に対して税率が掛けられてしまいますから、フリーランスの人の方が多く税金を取られてしまいます。 

ここで青色申告にすると65万の控除を受けられますから、400万―65万で、335万円の所得となります。

サラリーマンとの差は、69万まで縮んできます。フリーランスには、必要経費(収入を得るために必要な経費)の計上が認められていますからあと単純に計算すると69万経費を計上すればサラリーマンと同じになります。

職業によりかかる経費は違いますから、単純なことは言えませんけどね!! 

こう考えると少し面倒でも、正当に税金額を減らせるので青色申告やらない手はありません。

 ちなみに控除は、基礎控除と青色申告控除だけではなく雑損控除、医療費控除、社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄附金控除、障害者控除、寡婦(夫)控除、勤労学生控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除などが有ります。

これらの控除も収入から引かれ、最終的な所得金額になります。

 国税庁HP「はじめませんか青色申告」
 



 

2.青色申告難しい知識は不要

青色申告の敷居を高くしている第一の要因は、何と言っても複式簿記の作成にあります。

複式簿記(ふくしきぼき、英: Double-entry bookkeeping system)とは、簿記において、全ての簿記的取引を、その二面性に着眼して記録していき、貸借平均の原理に基づいて組織的に記録・計算・整理する記帳法のことをいう。出典:ウィキペディア

こんな解説聞いても全く分かりませんよね!!

私は簿記に関して全く分かりません、でも青色申告ができてしまいます。

できてしまうのは、今の会計ソフトはとてもわかりやすく経費を入力すれば仕分けから何までほとんど自動でしてくれます。

 私はMFクラウド確定申告と言うサービスを使っています。

MFクラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードという会社がサービスを提供しています。

私は以前から家計簿ソフトとして「マネーフォワード」を利用しておりそのデーターを、MFクラウド確定申告の方に連携できますので簡単に始めることが出来ました。

「マネーフォワード」は、有料プランもありますが基本無料プランでも十分家計管理ができます。

「マネーフォワード」は、簡単に銀行やクレジットカード、電子マネーなどの口座を登録しサービス内で見ることが出来ます。

クラウドサービスですから、パソコン・タブレット・スマフォでシームレスに利用ができます。

経費の日常での入力は、マネーフォワードで行い、MFクラウドで経費として使うものだけをピックアップすると言う感じで出来ます。

私は「マネーフォワード」に簡単に買い物情報を反映させるために、基本買い物はクレジットカードを使用しています。

 口座とクレジットカードは業務用とプライベートを分けたほうが良いのでしょうが、私は現状厳密には分けていません。

ハウスカード、特にスーパーのカードは割引が有りますので、普段の食品にも使いますし、業務で使うものも割引やポイントが付くのでついゴチャゴチャに使っています。 

プライベートの物は、MFクラウドに連携させた後に仕分けの段階で、削除したり事業主貸と言う仕分け項目で、経費と区別できますからあまり厳密にしなくても良いと思っています。 



 

3.青色申告最低限は知っておくべきこと

今私のやっている確定申告が、本当に正しいのか正直自信はありません。

ただ絶対にやってはいけないのは、収入をごまかすことです。

知人で何人か収入をごまかし、追徴課税を取られている人がいます。

我々が法人から受け取る報酬は、税務署は把握しているようですね!!凄いシステムですね。

これからマイナンバーを利用されると、さらに精度が上がるのでしょうね。

私は、申告書提出前何度も支払調書(法人が支払った証明書)と収入を照合しました。

 申告書を作成に当たっては、勘定科目だけは知っておくほうが良いです。

勘定科目(かんじょうかもく、英: account, account title)とは、複式簿記の仕訳や財務諸表などに用いる表示金額の名目をあらわす科目のことである。単に「科目」や「勘定」と呼ばれることもある。出典:ウィキペディア

私は整体師をしてますが、整体師の協会費用を雑費で計上しようとしたら、相談した税理士さんは雑費ではなく諸会費と言う科目を作りそこに計上するようにと言われました。

フリーランスの仕事ですべての科目を使うことはありませんが、営業費用くらいは知っていたほうが良いと思います。

税理士さんの話ですと、勘定科目が分からずなんでも雑費にすることは避けたほうが良いようです。

ネットで調べればある程度分かりますし、分からないときは専門家に聞くのが一番です。 



 

まとめ

ネットで調べれば青色申告のやり方は数多く載っています。

また、税務署に青色申告の届け出を出すと、青色申告会から帳簿などの基本的な講習を無料でしてくれます。

先ほどの勘定科目の件は、その講習会で税理士の方に教えてもらったことです。

ある方に言われたのですが、税金に詳しい素人に聞くのは危険で、必ず専門家に問い合わせることが肝要だとのことです。

税に関する項目は、複雑でいろいろ裏があるようですそこまでのことは詳しい素人ではとても及ばないようです。

このブログの内容も皆さん鵜呑みにしないで、自分で決断してくださいね。

でも、青色申告するメリットは事実です。

関連記事:フリーランスの人こそ青色申告にするべき理由


 

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