生きがいの見えない時代

知合いの息子さんが大学を出たけどチャンとした所に就職してないそうです。

4年生の時も、女子大生の様に一生懸命就活しなかったようです。

こういう若者増えているようです。

我々中高年からすると気楽だとか、将来どうするんだとかついつい文句を言いたくなります。

おじさんてやだね(笑)

色々な方がいるのでもちろん一概には言えないのですが、私なりに考えたことを書きます。

現代社会に限らず、若い人に対する期待や若者像が、社会的に形成されています。

もちろん、親をはじめとする周囲の期待もやはり若い人たちにのしかかってくることでしょう。

そのプレッシャーに潰されてきた若者は、過去にもたくさんいました。

でも今の時代は、あまりに多くそしてとても一見普通にあっけらかんと見えます。

過去の若者と違い、気楽そうなのですね。自分だけなら食べていけるし、結婚プレッシャーも低くなっているので尚更ですね。

でも見た目ほど気楽でないのが現実のようです。

勝手に膨れ上がった自分に対する理想とする自己像と、自分が認識している自己像とのギャップがあまりに大きく手足がでなく、心の中で小さな自分がうずくまっているのが見えます。

理想像は、親の期待や大量の情報そして友人たちとのコミュニケーションにより形成され膨れ上がっています。

それが、膨れ上がり過ぎた理想的(あるべきと考えられる)自己像と自分が認識している自己像とのギャップが大きすぎ、身動きが出来にくくなっているのでしょう。

こうあらねばならないと考え身動きができず、生きがいが見えてこないのです。

理想のために生きるのではなく、今に生きることです。

いつの間にか出来上がったものに対して生きるのではなく、今目の前にある一つ一つに対して達成感と喜びを持てるように生きるしかないのです。

人のためや、こうあるべきということで生きてるのではなく、現実目の前のことをやり抜くことが必要です。結果を気にしたり、終わったことを悔やんでも自分の心にプラスになりません。

今に生きろ!!

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