別に哲学している訳では、無いのですが、整体師をやっているとふと思ってしまいます。
お客様で、障害のある方や精神的に相当まいっている人とかいろんな方がいます。
いつも伺っている御宅のお嬢さんは、何十年も寝たきり状態です。
そのお嬢さんの生きている意味、介護してる家族の事を考えると不思議に思います。
今世に生まれてくるとき、今世での学ぶ事を決めて生まれてくると言います。
誰しも辛い事も、意味がありそこから学ぶために生まれ生活している訳ですよね。
現世の人間には、その意味は理解する事は出来ません。
それでもやはり、考えてしまうのが人のサガです。
その娘さんのお母様は、とても元気で端から見ると全く苦にしている様子は有りません。
最初は、やはり悩んだようですがご主人さんの一言で吹っ切れその後は迷う事なく今に至っているようです。
大変な事を、逃げずに乗り越えた人は顔が明るいですよね。
こう言うのを本当の聡明と言うのかもしれません。
ある種菩薩の域に達しているのかもしれませんね。
そういう人の顔をモチーフとしたのが菩薩のご尊顔なのかもしれませんね。
もちろん人間ですから人に言えない感情の部分はあるでしょうが、笑顔に曇りや迷いが無いような気がします。
勝手な想像ですが、娘さんが障害を持って生まれたのは、お母様を成長させる為に今生に出た菩薩なのかもしれませんね。
私はそう言うお二人にご縁を持てたのは大変貴重な事なのかもしれませんね。
最後にこの娘さんの目は、時々ものすごい澄んだ目をします。
菩薩の叡智が、垣間見える光なのかもしれません。
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