たけしさんの「みんなの家庭医学」(テレビ朝日)を見ていました。
最初に、骨の強い県民という項目が話題になっていました。
骨粗鬆症の罹患率の低いのは、一位奈良、二位沖縄、三位香川という順位でした。
テレビですから何故骨粗鬆症にならないかの分析が無いと、番組になりませんから、当然分析へとなりました。
最初に、奈良漬など名産品にクローズアップしたのですが、これは贈り物用で奈良の人たちは、日頃あまり摂取してないとのことでした。
奈良漬などは、酵素の働きによりカルシウムの吸収をよくしそうな気がしたのですが、そうではないようです。
奈良県は、牛乳の消費が日本一とのことでした。
牛乳の消費により骨粗鬆症罹患率が低いなどという危ない結論になるのではないかと大いに懸念したのですが、そういう結論にはなっていませんでした。
牛乳は、栄養面ではパーフェクト食品と言われ、カルシウム摂取には最適と思われています。
ただ、研究者の間では、体内での吸収に関し、疑問を呈している人がいます。
日本人の場合、乳幼児はともかくとして、7~8割の人に乳糖耐性がありません。
これが何かというと、乳糖を分解する酵素を持っていないということです。
乳糖を分解する酵素を持っていないということは、一生懸命牛乳飲んでも役に立たないということです。
2~3割の人は、乳糖を分解できますから、大いに飲んでください。
そうでない7~8割の人は、自分の体調により考えてください。
私は、下痢気味になるので、牛乳は飲みませんし、乳製品もあまり摂取しません。
番組での結論は、牛乳ではなく、じゃこということでした。
でも、奈良県はじゃこの消費は、全国6位ということで、これを結論としていいの?と疑問が残りました。
じゃこは、カルシウムの吸収を、促進するビタミンDを多く含み、古くから、日本の食卓に並ぶものですから当然と言えます。
よく日本人は、カルシウム不足と言われますが、伝統的な食事を忘れてしまっただけのことであり、牛乳の摂取が少ないためではありません。
カルシウムの吸収には、ビタミンDが必要は言うまでもありませんが、最も必要なのは、骨への負荷がどのくらいあるかが重要になります。
この部分が、番組で語られていませんでした。食べ物だけで、骨の強化は、語れるものではありません。
おそらく奈良県の方々は、何らかの方法で骨への負荷が最適なのではないでしょうか?
このへんを、究明してもらいたかったですね。でも、じゃこやしらすは、多くとりましょう(=⌒▽⌒=)
50歳を過ぎても 骨は強くなる! 骨粗鬆症に勝つカラダのつくり方 [ 笠原房子 ]
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