私は整体師をしているもので、つい人の歩く一の姿を観察してしまいます。
駅で前を歩いている人の歩き方の癖で、硬くなっている関節や筋肉を想像しています。
残念なのは、触診して確かめることが出来ないことです。
今日も何気なく人の歩きかたを眺めていたところ、若い男性が続けざまに二人左右に体を揺らしながら歩いているのを見ました。(踊っているわけでは、ありません)
一人は一人は十代後半くらいの筋肉の弱そうな感じの人。
もう一人は、20代前半で少し太めの方でした。
この二人とも恐らく骨盤の可動性が悪くなっていると想像できます。
骨盤は、左右の寛骨と中央の仙骨によって構成されています。
後ろ側で寛骨と仙骨のジョイントしている部分を、仙腸関節と言います。
この仙腸関節が整体の世界では、とても重要なポイントとなります。
そして前側で、寛骨同士がつながっている部分を、恥骨結合と言います。
この恥骨結合は、歩いている時クランク状に動きます。
それに連動するように、仙腸関節も0.3~0.5ミリ位滑るように動いています。
この仙腸関節の小さな動きが、歩行の重要なポイントとなってきます。
先ほどのお二方は、おそらくこの骨盤の動きが悪く代償行為(本来の器官が機能していないので、他の部位が補って機能していること)として体を左右に振りながら歩行しているのではないかと思います。
ただ分からないのは、仙腸関節が拘縮しているのか、恥骨結合の動きが悪いのか、両方とも悪いのかそこまでは一瞬見ただけでは分かりません。
本当に名刺でも渡して、わが整体院に来てもらいたいぐらいです。
ただ二人とも若いので、身体症状は自覚がないかもしれません。
それだと整体院に来てくれませんよね。
これが、30代位になると相当の自覚症状が、出てくるでしょうから話をすればきてくれるかもしれません。
骨盤がいかに大切かは、いずれまた書いていきますね!!
骨盤の可動性改善は、明日書きます。(多分)
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